
11月 12, 2022
風と未来と子どもたち
大海原を見ながら全然反応のない竿先を眺めているときでも、ふと...
釣りをするシチュエーションは様々にあるが、大抵の場合非日常な場所に入っていくことが多い。
木や草をかき分けて、坂を登ったり降りたり、時には腰まで水に浸かりながら流れている川を横切ったり、その場所に着くまでの道もなかなかな険しいものがある。
そんなふうにしてたどり着いた場所を僕はロッドを振りながらじっくり堪能する。
日常では見ることができない景色、時間がそこにはある。
そして、やがて波や風の音、雲の流れ、太陽の光、環境のすべてが複雑に変化していることに気づく。
僕はそんな瞬間が好きだ。
先日、初めて渡し船に乗って沖にある堤防での釣りをした。
険しさは一つもない道のりだったが、そこにも普段目にできない新しい景色と瞬間があった。
やはり地球は美しい。