4月 16, 2023
モダンラブ東京『彼を信じていた十三日間』
新潟国際アニメーション映画祭への長期出張などあって3月は投稿...
シアターキノで『パリ13区』。ジャック・オディアール監督作品は『リード・マイ・リップス』以降、全部映画館で見ているはず。
ジャック・オディアールといえば、冴えないメインキャラクターの魅力が逆転していくノワール系?が多い印象だったが、本作はまさか恋バナ映画とは。しかも、ものすごくみずみずしい。ジャック・オディアールに外れなし!本当に70歳の監督の映画かと思う。
体で繋がることは容易いのに、相手も自分と同程度な相思相愛はそもそも奇跡のようだ。人はみんな一人一人違うから、特に恋愛において応用できるものは何もなく、期待は叶わず、生きている間は距離感でもがくだけである。だったら最高だと感じる時があるだけ幸せじゃん、と思えたらいいのにね。音楽も素敵で、宝物のようだった。