音は、世界を、変える。

札幌爆音の2回目は劇映画です。しかも念願の『エイリアン』2作はこれが初爆音!あの奇妙な宇宙空間やエイリアンのヌメヌメが一体どんな音をたてるかと想像するだけでドキドキします。そして『ブルース・ブラザーズ』のご機嫌なドタバタも、わたしたちをスクリーンの彼方まで運んでくれること間違いなしです。
とにかく劇映画の爆音上映は、とんでもなく面白い。思わぬ音が五感を刺激し、あらゆる音があらゆる所から身体の中に侵入してきます。そして視覚が変わる。映画の観え方が違ってくる。映画につけられたさまざまな音が爆音によって浮かび上がり、共鳴し合い、姿を変え、新たな映画を作り上げるのですと言ってもいい。さらにまた、音のない静寂の存在が、わたしたちを驚かせることになるでしょう。その静寂の狂暴さと優しさに、ふと涙するかもしれません。映画を観ることは物語を観ることと違います。身体全体で見て身体全体で聴いて身体全体で、映画を感じてください。新たな人生が開けて来るはずです。

爆音上映とは

音楽ライブ用音響セッティングでの上映

爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げ大音響の中で映画を見・聴く試みです。

大胆かつ繊細な上映

一般劇場上映では聴くことの出来ない迫力と、その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚、そしてまた、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。

「札幌爆音上映 vol.1」のサイトはこちらをご覧ください。


来札ゲスト

爆音プロデューサー 樋口泰人

映画評論家、音楽ロック評論家。爆音映画祭ディレクター。現在も自ら爆音調整に立ち会っている。98年に「boid」を設立。爆音上映、映画配給、boidレーベル、boid出版など、多岐に渡る仕事で多くの監督や作家から支持をえている。著書に「映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか」「映画は爆音でささやく 99-09」などがある。
boidhttp://www.boid-s.com/
爆音映画祭http://www.bakuon-bb.net/