2019年は日本とポーランドの国交樹立100周年!
アイヌ研究の草分け的存在であるポーランド人民族学者の生涯を追うドキュメンタリーほか、北海道内初公開の2作品を上映。一日限りの「ポーランド映画祭」を今年も開催します。
ポーランド映画の傑作の数々を日本に紹介するポーランド映画祭。 今年もポーランド広報文化センターの協力により、北海道の皆さまに3作品をお届けします。 アイヌ研究の草分け的存在であるポーランド人民族学者の生涯を追うドキュメンタリー『ピウスツキ・ブロニスワフ~流刑囚、民族学者、英雄~』の上映と、 トンコリ奏者OKI氏のミニライブを開催。 そして北海道内初公開となる2作品、目の見えない男女の淡い恋を描いたニューウェーブの傑作『イマジン』、 チェコの老婦人のダンスチームがバレエ「白鳥の湖」を特訓する軌跡を追ったポーランド女性監督作品『チェコ・スワン』をお送りします。
<開催概要>
『ポーランド映画祭2019 in 札幌』
4月13日(土)札幌市民交流プラザ 3階「クリエイティブスタジオ」(札幌市中央区北1条西1丁目)
主催:マーメイドフィルム
後援:札幌市、駐日ポーランド共和国大使館、北海道ポーランド文化協会、公益財団法人アイヌ民族文化財団
宣伝:VALERIA、小野朋子
上映スケジュール
2019年4月13日(土)(※各回完全入替制)
・09:45 入場チケット販売・整理券配布開始
・10:15 開場
・10:25 ブロニスワフ・ピウスツキの紹介(井上紘一氏)
・10:35 『ピウスツキ・ブロニスワフ』上映(11:30終了予定)
・11:30 トンコリ奏者OKI氏 ライブ(11:45終了予定)
-場内入れ替え―
・11:55 開場
・12:10 『イマジン』上映(13:55終了予定)
-場内入れ替え―
・14:05 開場
・14:20 『チェコ・スワン』上映(15:15終了予定)
チケット
1プログラム [一般]前売:1000円/当日:1200円、[学生]500円
2プログラム [一般]前売:1800円/当日:2200円、[学生]1000円
3プログラム [一般]前売:2400円/当日:3000円、[学生]1500円
※販売枚数には限りがございますので、ご了承ください(175席)。
札幌市民交流プラザチケットセンター(10時~19時、札幌市民交流プラザ 2階)にて3月8日より発売開始!
開催会場
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札幌市民交流プラザ 3階
「クリエイティブスタジオ」札幌市中央区北1条西1丁目
札幌市営地下鉄東西線、南北線、東豊線「大通」駅 30番出口から西2丁目地下歩道より直結 徒歩約2分
お問い合わせ
[宣伝・運営]小野朋子
Mail: ono.tmk@gmail.com
Tel: 080-1876-5061 -
上映作品紹介
『ピウスツキ・ブロニスワフ~流刑囚、民族学者、英雄~』
アイヌ最古の肉声を録音した、アイヌ研究の草分けであるポーランド人民族学者のドキュメンタリー。
ロシア皇帝暗殺未遂事件に巻き込まれ樺太へ流刑された後、樺太アイヌをはじめとした少数民族の研究で偉大な功績を残し、弱者の側に立ち続けたポーランド人民族学者ピウスツキ。2013年には白老に記念碑が建立。彼に縁のあった人物や研究者の証言からその数奇な運命をひもとく。
監督:ヴァルデマル・チェホフスキ|2016年|53分|デジタル|日本語字幕改訂版
『イマジン』北海道初上映!
視覚障害者の診療所で働く教師と美しい教え子の淡い恋。
視覚障害者のための診療所に教師としてやってきたイアン。白い杖を使わずに歩くことのできる彼は、子どもたちに外の世界に出る事の素晴らしさを説く。ある日、部屋に引きこもりがちだった女性エヴァは、街を自由に歩く彼に興味を惹かれるが…。研ぎ澄まされた音響設計と自然光を駆使した魅惑の映像美で奏でられた傑作!
[公式サイト]http://mermaidfilms.co.jp/imagine/
監督:アンジェイ・ヤキモフスキ|2012年|105分|デジタル
『チェコ・スワン』北海道初上映!
ヘンテコだけど愛おしい“スワン・ダンス”を踊るおばちゃん達の物語!
チェコのある村のおばちゃん達はお酒とおしゃべりと踊ることが大好き。そんな彼女たちには新たな夢があった。「誰もが知るバレエダンスの傑作“白鳥の湖”を踊りたい!」指導者としてやってきたのはプロのバレエ団で活躍する若くて才能溢れるバレリーナ。果たしておばちゃんたちは踊れるようになるのか...!? 監督はポーランドの新星女性監督。
[公式サイト]http://czechswan.jp/
監督:アレクサンドラ・テルピンスカ|2015年|54分|デジタル
© 2015 CoLab Pictures - Česká televize - Film Produkcja – Aleksadra Terpińska – Marcin Łaskawiec
ゲスト
※『ピウスツキ・ブロニスワフ~流刑囚、民俗学者、英雄~』上映回のみ
井上紘一(いのうえ・こういち)
北海道大学名誉教授/『ブロニスワフ・ピウスツキのサハリン民族誌~二十世紀初め前後のエンチウ、ニヴフ、ウイルタ~』(東北大学東北アジア研究センター刊、2018)
OKI
旭川アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。1993年より樺太アイヌの弦楽器トンコリの再生に取り組み、トンコリの演奏と楽器製作を始めた。アイヌの伝統を軸足に斬新なサウンド作りで独自の音楽スタイルを切り拓き、知られざるアイヌ音楽の魅力を国内外に知らしめてきたミュージシャン/プロデューサー。 東京芸大工芸科鍛金卒業後、NYに渡り、映画やCMの映像プロダクションで美術制作アーティストとして活躍。のちに映画製作の美術監督として日本のプロダクションに招かれたのを機に帰国。 ところが映画プロジェクトの破綻とともに失業。暗澹たる気分で訪れた北海道で、親戚から偶然譲り受けたトンコリに次第に魅了されていき、以後、拠点を北海道に移してトンコリの製作法と演奏法を独学で習得。アルバム制作とライヴ活動をスタートさせた。同時に新しいアイヌ音楽を創造し世に送り出すレーベル CHIKAR STUDIOを運営。これまでに1996年に発表した1stアルバム「カムイ コル ヌプルペ」を始め、ソロ名義で7枚りリース(ベストアルバムを含む)。アイヌの天才歌手・安東ウメ子、アイヌの女性コーラスグループ・Marewrew、彼がリーダーを務めるOKI DUB AINU BANDなど20タイトルの作品をプロデュース。 現在進行形のアイヌ音楽を世に送り出し、沖縄民謡のレジェンド・大城美佐子をはじめ多方面のアーティストとコラボレーションも積極的に行う。日本での活動のほかWOMADなど海外の音楽フェスにも多数出演している。また、現在、大阪の国立民族学博物館のアイヌのコーナーには、OKIが寄贈した愛用のトンコリが常設されている。 [公式サイト]http://www.tonkori.com/
©Pat Aquès
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[宣伝・運営]小野朋子
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