トーキング・ヘッズ / 「ストップ・メイキング・センス」
※ライヴのシーンがメインですので、日本語字幕はありません。
最盛期のトーキング・ヘッズ。世界を席巻したそんな彼らの音楽を、後に『羊たちの沈黙』を撮ることになるジョナサン・デミが捉えた画期的なコンサート・フィルム。クールなNYのニューウェイヴとファンクが合体し、冷静に狂った篤いサウンドに、誰もが心と身体を躍らせることになるはず。念願の爆音上映。
1984年/88分/アメリカ
監督:ジョナサン・デミ / 脚本:ジョナサン・デミ、トーキング・ヘッズ /
撮影:ジョーダン・クローネンウェス / 音楽・出演:トーキング・ヘッズ / 提供:boid
ビョーク / 「バイオフィリア・ライヴ」
※ライヴのシーンがメインですので、日本語字幕はありません。
『バイオフィリア』とはアプリ開発者、科学者らとのコラボレーションにより、宇宙とその力、音楽と自然とテクノロジーの邂逅を探求した壮大なマルチ・メディア・プロジェクト。本作は、そのツアー最終日、2013年9月3日のロンドンでのライヴを収録したもの。地球と宇宙と人間とを繋ぐ、大地と大気の音。
2014年/96分/イギリス
監督:ニック・フェントン、ピーター・ストリックランド / 撮影監督:ブレット・タンブル /
音楽・出演:ビョーク / 提供:CULTURVILLE 協力:ソニー・ミュージックレーベルズ
山口冨士夫 / 「皆殺しのバラード」
ザ・ダイナマイツ、村八分、そしてTEARDROPS。60年代から走り続けた山口冨士夫。不慮の事故により他界した彼の、晩年のライヴ活動の記録が本作。
ほとんどが手持ちカメラ1台で撮影された「ニッポンのロックンロール」の最先端。病魔、老いと闘いながらライヴを続けるロックンロールの姿がそこにある。
2014年/97分/日本
監督・撮影:川口潤 / 出演:山口冨士夫 / 提供:アイランドフィルムズ
川口潤監督からのメッセージ
なにか自分に出来る事で冨士夫さんの一周忌を偲ぶ機会を作れないか、という想いで制作しました。
私は彼の長い歴史の中の、ほんの最後の数ステージしかカメラを向ける機会が無かったのですが、
とにかく冨士夫さんのステージはいつも撮影していて面白かった。語り継がれて来た伝説を背負いながらも、
それらを蹴散らす現在進行形のリアリティ。その姿、音、声、全てが今まで体感したことのないものでした。
それはおそらく「ニッポンのロックンロール」の最先端のひとつだったと言い切っても過言ではないと思います。
そのあまりに強烈な生き様故に彼の人生を追ったドキュメンタリー映画を期待する方も多いと思いますが、
まずはこれを見てもらわないと話になりません。大画面に酔いしれながら、
冨士夫さんが残してくれた音楽とメッセージを体感してもらえたら幸いです。
もしかすると新しい時代を生き抜く術のカギがそこにあるかもしれません。
監督:川口潤