音は、世界を、変える。
『バイオフィリア・ライヴ』の低音があまりにすごすぎて、マグマの爆音とか、思わず口走ってしまいました。 椅子だけでなく、床が揺れます。足元からビョークの音を聴く感じ。トーキング・ヘッズのアフリカのリズムや山口冨士夫の鮮烈なギターも同様。 耳ではなく、身体で聴く。揺れながら音を身体の中に吸い込む。ヘッドホンやイヤホンではなく、とにかくわたしたちの身体すべてを耳にする。 その果てにスクリーンを見上げた時、映像もまた、耳が観た映像になっているはずです。聴覚が視覚を変える。そして私たち自身も変わる。 ライヴとも違うし通常の映画の上映とも違う。身体の中に入ってきた音がさらに身体の中から湧き上っていく。自宅では決して体験できない音の湧出。 ついに札幌での初爆音です。劇場にてお待ちしています。(爆音プロデューサー 樋口泰人)